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音楽の力で働き方改革。USENが東京藝大と共同研究をもとにオリジナルで制作した“帰りたくなる”チャンネル

音楽の力で働き方改革。USENが東京藝大と共同研究をもとにオリジナルで制作した“帰りたくなる”チャンネル

働き方改革における課題の一つとして挙げられる「長時間労働」。様々な企業が「20時以降のパソコン使用不可」、「朝礼にて退社時刻の宣言」といった対策を施している。

中でも音楽配信サービスを提供している株式会社USENは、2013年からオフィス向けBGM「Sound Design for OFFICE(SDO)」を展開。自社に蓄積されたノウハウを生かし、音楽の観点から働き方改革の一旦を担っている。

SDOは「Concentration(集中力向上)」、「Relaxation(リラックス)」、「Refreshment(リフレッシュ)」、「Awareness(気づき)」という4つのカテゴリに分かれており、「働く人の生産性を高めるバロック音楽(B-39ch)」や「海辺のリラックス・タイム(H-27ch)」、「ノー残業デーアナウンス(S-03ch)」などのチャンネルがある。

総合ハウスメーカーの三井ホーム株式会社は、終業時間のタイミングで映画「ロッキー」のテーマ(K-17ch)を流している。これにより、SDO導入前と比べて24%ほど残業時間が削減されたそうだ。また、積水ハウスグループが手掛ける会員制レンタルオフィス、ビズスマートもSDOを導入している。「共有スペースにおいて、隣の声や動向が気になる」といった課題を音楽で解決した。

SDOリリース5周年を迎えた2018年、USENは新たな働き方改革をテーマとしたチャンネル制作に着手。国立大学法人東京藝術大学との共同研究で得られた成果をもとに制作したのがS-09ch「帰りを促す音楽」で、2019年2月から放送を開始している。

「気持ち」と「音楽」を“同質”に

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「帰りを促す音楽」はオリジナルの3楽曲で構成。各5分、計15分間のリピート放送となっている。第1楽章は静かでメランコリックな雰囲気を持つピアノの楽曲。第2楽章は爽やかなピアノとギターのアンサンブル。第3楽章はピアノ、フルート、チェロのアンサンブルによる軽快なワルツだ。

東京藝大は900人のオフィスワーカーを対象に調査、分析を実施。すると「気持ち」と「音楽」を“同質に導く”ということがキーワードに。帰宅時の心理状態を想定した結果、第1楽章は「仕事が捗らない状況で感じる不安な気分」をイメージした曲調となっている。

次いで第2楽章は前曲から転換し「仕事が順調に進んでいる状況」を表現。最終章となる第3楽章は「仕事が順調に進み、終業時刻を迎えた状況で感じる快適な気分」を表した晴れやかな曲調に移行している。

このように、従来の終業時刻を知らせる合図のようなサイン音などではなく、音楽の力で気持ちを同質に導くことで「帰りたい」という気分に促すことを狙いとした。

すでに、富士通株式会社や大手ディスプレイ業者の丹青社などが「帰りを促す音楽」を導入済みだが、使い方も様々。「終業時間15分前にセットしている」、「リピートさせて30分で帰宅気分を醸成させている」など、各企業によって使い分けられているようだ。

USENの広報を担当しているUSEN-NEXT HOLDINGSコーポレート統括部広報部マネージャーであり、このサービスのプロジェクトメンバーである清水 さやか氏は「オフィスという特殊な空間に音楽があるだけで『意見が発信しやすくなる』、『集中できる』といった効果も表れている。S-09chも各オフィス空間に浸透し定着していけば」と話した。

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記事執筆:佐藤翔一

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