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記事を高品質にする上手な文章の削り方 3カ条

記事を高品質にする上手な文章の削り方 3カ条

ウェブ上のコラムや記事における字数は、1500字~2000字が読みやすいとされています。しかし、必要な情報を不足なく書こうとすると、思わず字数をオーバーしてしまうこともあるでしょう。

分量の多すぎる文章がもたらすデメリットは、読者が読みづらいという点だけではありません。ライターにとっても、執筆にかかる時間や労力といったコストが増えるというデメリットがあります。

今回は、すっきりした文章を書くための文章の削り方についてご紹介します。

【コツ1】名詞の繰り返しをなくしてスリム化

話題の中心となることの多い名詞は、特に繰り返してしまいがちな表現のひとつです。名詞をうまく削れば、文章をきれいにまとめられます。以下の例を見てみましょう。

悪い例)
大規模マンションには、タワーマンションや多棟型マンションなど、さまざまな種類がある。

「マンション」という名詞の反復が、不自然でしつこい印象を与えています。そこで、以下のように名詞部分を削ります。

良い例)
大規模マンションには、タワータイプや多棟型など、さまざまな種類がある。

文章がコンパクトになりました。さらに表現にバリエーションが生まれたことで、文章が美しく整っています。

また、字数のかさばる固有名詞についても見てみましょう。

悪い例)
「厳島神社」は広島にある「世界遺産」です。「厳島神社」の周りには古い町並みが広がり、美しい景観を作っています。

特殊な用語や固有名詞はかぎ括弧(「」)でくくって書くことが多くありますが、これも読みづらくなる原因となっています。記号や名詞の繰り返しを省略すると、以下のようになります。

良い例)
「厳島神社」は広島にある世界遺産です。同社の周りには古い町並みが広がり、美しい景観を作っています。

固有名詞につけるかぎ括弧は最初の1回だけにし、2回目からは「同●●」という表現を利用することをおすすめします。また、よほど強調する必要のない限り、かぎ括弧は多用しないようにしましょう。

【コツ2】不要な接続詞は省略する

接続詞は、文の前後関係をわかりやすくする際に活躍する表現技法です。ただし、場合によっては接続詞を省略したほうが文章の流れが良くなることもあります。

悪い例)
睡眠不足は健康の敵です。ですから、毎日十分な睡眠をとるようにしましょう。

前半の一文の内容「睡眠不足は健康の敵」に対し、後半の一文の内容「十分な睡眠が必要」は、「ですから」という接続詞で理由を説明するまでもなく、当然の事実だといえます。それでは、以下のように接続詞を省略してみましょう。

良い例)
睡眠不足は健康の敵です。毎日十分な睡眠をとるようにしましょう。

省略しても、文章の意味は問題なく伝わります。そして、文章の流れがより自然になっています。
このように、一部の接続詞は省略したほうが、文章がよりスリムで自然になることを覚えておくと良いでしょう。

【コツ3】冗長表現はカット

小説や論文で使われることのある文語的な表現は、文章を硬く回りくどい印象にしてしまうことがあります。特に、以下の2つの冗長表現には要注意です。

i.「~することができる」

悪い例)
私は浮き輪があれば海で泳ぐことができる。

良い例)
私は浮き輪があれば海で泳げる。

「~ことができる」は、英語の「can」を直訳したような表現で、「翻訳調」と呼ばれることがあります。このほかにも、つい使ってしまいがちな翻訳調はいくつかあるため、意識して避けるようにしましょう。

ii.二重否定

悪い例)
私は浮き輪があれば海で泳げないことはない。

良い例)

私は浮き輪があれば海で泳げる。

二重否定は読者に回りくどい印象を与えるだけでなく、文章の説得力が弱まるという欠点もあります。シンプルな肯定表現を使うようにしましょう。

おわりに

こちらでは、すっきりした文章を書くための文章の削り方についてご紹介しました。文章の上手な削り方をマスターできれば、文章の質が高くなるだけでなく、執筆スピードもアップすることでしょう。今回ご紹介したテクニックを取り入れ、ワンランク上のライターを目指しましょう。

著者プロフィール:西東 美智子
フリーライター(シュナスキー・ライティング)

広島出身。一橋大学社会学部卒業。大学事務、出版社編集部勤務などを経験し、YOSCAへのライター登録をきっかけにフリーランスライターとなる。現在もYOSCAのライティング事業にたずさわり、アート・エンタメ、教育、年中行事など幅広い分野を得意として、おもにウェブ上のコラムやニュース記事を執筆している。また、「鯉実ちと紗」名義で、小説や詩などの文芸作品を電子出版している。趣味は観劇、映画鑑賞、ヨガ。

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