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記事の安心感や説得力をアップさせる「ひと工夫」6選

記事の安心感や説得力をアップさせる「ひと工夫」6選

実用書やWeb上の記事を読むとき、みなさんはどのような文章に好感を持ちますか?

文章の内容やジャンルにもよりますが、説得力があり、信頼できると感じる文章は、
口語的で軽い文章よりも、「落ち着いたトーン」の文章であることが多いです。

ライティングを経験したことのある方は、レギュレーション(記事を執筆する際のルール)のトンマナ指定(記事と掲載される媒体の雰囲気に統一感を持たせるための文体のルール)で、この落ち着いたトーンを求められることも多々あるでしょう。

では、落ち着きのある文章を書くためにはどのような工夫が必要なのでしょうか。
今回は、読者により読みやすさと安心感を与える落ち着いたトーンの「ひと工夫」を6つ紹介します。

【その1】「ら抜きことば」は使わない

口語では容認され始めている「ら抜きことば」ですが、想定読者の年齢層が高い記事などでは、使用しない方が文章にしっかりした印象を持たせられます。

もし、動詞の可能形を作る際に「ら」を入れるべきかわからなかったときには、動詞を勧誘の形(「~よう」「~ろう」)に直してみて、語尾が「~よう」であれば、「ら」が必要(「~よう」≒要)であると覚えておくと便利です。

以下の例も参考にしてみてください。

・迷いやすい「ら」の必要な動詞の例

見る → 見よう → 見られる
着る → 着よう → 着られる
来る → 来よう → 来られる

【その2】「~たり、~たり」は2つ以上で使う

日本語の正しいルールでは、複数の動詞を並列して表現する際に使う表現「~たり」は、単独では使わず2つ以上のセットで使用します。
誤った日本語を使ってしまうと、その文章の内容に対する信ぴょう性も失われることがあるため、注意しましょう。

悪い例)
スポーツジムでエクササイズをしたり、プールに入った。

良い例)
スポーツジムでエクササイズをしたり、プールに入ったりした。

特に一文が長くなると、2つ目以降の「たり」を忘れてしまいがちです。
一文をシンプルにすると読みやすくなるメリットもあるため、一文の字数を40字程度におさえることも心がけておくと良いでしょう。

【その3】重複表現を避ける

同じ意味のことばを重ねて使ってしまう「重複表現」は、読み手にくどい印象を与えてしまいます。 「誤った日本語」だと認識される場合もあるため、気をつけましょう。

悪い例)
各部署ごとに目標を定める

良い例)
各部署で目標を定める。

ほかにも「はっきり明示する」「~するたびに、いつも~」などが重複表現にあたります。

【その4】準体助詞の「の」はほかの表現に置き換える

さまざまな名詞の代わりの役割を果たす助詞の「の」は、便利でよく使われています。
しかし、口語的な印象を与えてしまうため、落ち着いた文体が求められている場合には可能な限り避けるようにし、ほかの表現で言い換えるようにしましょう。

悪い例)
調理器具を選ぶ際にもっとも重要なのは、使いやすさです。

良い例)
・「の」を「こと」「点」などに置き換える
→調理器具を選ぶ際にもっとも重要な点は、使いやすさです。

・語順を入れ替えて、「の」を使わないようにする
→調理器具を選ぶ際には、使いやすさがもっとも重要です。

【その5】カタカナよりもひらがなで書くべきことばがある

「キレイ」「カワイイ」「カッコイイ」「ステキ」といったことばは、あえてカタカナで書くことで親しみやすい印象を与えようとするとき以外、ひらがなで書くようにしましょう。落ち着いたトーンが求められる場面では、軽率な印象を与える場合があります。

例)
・キレイ → きれい
・カワイイ → かわいい
・カッコイイ → かっこいい
・ステキ → すてき

【その6】体言止めはここぞというときにだけ使う

文章に余韻を持たせたり、文章にリズムを作ったりする際に効果的な体言止めですが、多用すると軽い印象の文章になったり、文章の内容が不明瞭になったりします。
また同じく文章をあえて途中で省略する「言いさし」も、投げやりな印象を与えてしまうため、避けるべき表現です。

悪い例)
関東の代表的な観光スポットの一つ、鎌倉。多くの観光客のなかには、外国人の姿も。

良い例)
鎌倉は、関東の代表的な観光スポットの一つです。多くの観光客のなかには、外国人の姿も見られます。

体言止めは、読者を特にひきつけたい、ここぞという場所に限って使うようにすると良いでしょう。

おわりに

こちらでは、読者により読みやすさと安心感を与える落ち着いたトーンの「ひと工夫」を6つ紹介しました。
記事の執筆で落ち着きのあるトーンを求められた場合には、ぜひこれらのひと工夫を実践し、「このライターはできる」と編集者や依頼主をうならせてみてください。

著者プロフィール:西東 美智子
フリーライター(シュナスキー・ライティング)

広島出身。一橋大学社会学部卒業。大学事務、出版社編集部勤務などを経験し、YOSCAへのライター登録をきっかけにフリーランスライターとなる。現在もYOSCAのライティング事業にたずさわり、アート・エンタメ、教育、年中行事など幅広い分野を得意として、おもにウェブ上のコラムやニュース記事を執筆している。また、「鯉実ちと紗」名義で、小説や詩などの文芸作品を電子出版している。趣味は観劇、映画鑑賞、ヨガ。

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