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リード文の書き方とすぐに使えるパターン例

リード文の書き方とすぐに使えるパターン例

Web上のコラムをはじめ、多くの記事において導入の役割を果たすリード文は、記事が読者の目に留まるか、また記事を最後まで読んでもらえるかを左右する重要な部分です。

しかし書き方にぴんと来ず、記事の書き出しでつまずいた経験のある人も多いのではないでしょうか。今回は、株式会社YOSCAで編集を担当する伊藤さんに「リード文の書き方」についてお話を伺ってみました。

リード文の「型」=パターンを持つこととそのメリット

――伊藤さんは日々多くの記事をチェックされているかと思いますが、活躍されているライターさんが書くリード文にはどのような特徴があるとお考えですか?

多くの案件をこなしているライターさんは、自分なりにリード文の「型」をいくつか持っているのではないかと思います。その複数の型を、テーマや想定読者、掲載先など、依頼主様の意向に合わせて使い分けているという印象がありますね。

――「型」というと、具体的にどういうものを指すのでしょうか。

わかりやすくいうと、話題提示の仕方や、本文へのつなげ方のパターンです。言い回しもそうですね。各ライターが持っている独自の「テンプレート」ともいえます。

――型を持つことには、具体的にどのようなメリットがありますか?

書く際に迷いがなくなることですね。リード文に対する迷いがなくなると、執筆速度がアップします。書いている途中につまずいて手が止まってしまうと、執筆スピードが落ちてしまい、こなせる記事数も少なくなってしまいます。逆に「型」を持っていれば、新しく文章を考えなくても、それらのパターンを応用していけばいいので、記事一本当たりの執筆の負担が軽くなり、執筆できる案件の数も増やせます。

リード文の基本的な3つのパターン

――具体的に、リード文で使える型を教えてください。

すぐに使える型には、次の3パターンがあります。

1.「季節の話題や時事ネタ→読者の実践を提案」パターン
2.「イメージや一般論→現実とのギャップから解決策を提案」パターン
3.「想定読者の悩みをきっかけに問題提起→解決策を提案」パターン

――それぞれのパターンについて、言い回しの例も教えていただけますか?

1. 季節の話題や時事ネタ→読者の実践を提案

「●●ということばをご存じでしょうか」と、テーマとなる時事的なキーワードを使って読者に呼びかけたり、テーマが季節に関する案件であれば「夏といえば●●ですが」と呼びかけたりするパターンが挙げられます。

【例】
「酵素ダイエット」ということばをご存じでしょうか。これは、消化を助ける働きを持つ酵素を摂取することで代謝をよくする、新時代のダイエット法です。従来のカロリー制限や運動によるダイエットと並び注目を集める方法ですが、実際にはどのように行えばよいのでしょうか。今回は、酵素ダイエットの概要と実践方法について紹介します。

ほかにも、「●●が話題になっています」と、ストレートに話題性や時事性を提示する方法もありますね。

2. 一般論と現実とのギャップから解決策を提案

「●●というと、××というイメージが強いかと思います。しかし~」、「一般的に、●●は××といわれています。しかし~」というパターンです。読者の注意喚起を促す効果があります。

【例】
ダイエットというと、食事制限のイメージを持つ方も多いのではないでしょうか。しかし実際には、食事制限によりやせにくい体質を作ってしまうことがわかっています。ここで注目すべきキーワードが、「食べるダイエット」です。今回はこの食べるダイエットについて紐解いていきましょう。

3. 想定読者の悩みを提示して問題提起

「●●するときに悩む人も多いかと思います。そこで今回は、●●の効果的な方法について紹介します」というパターンです。話題性のある内容よりも、たとえば不動産や金融など、知識を求める読者に向けた記事で使える型ですね。

【例】
マンションの売却を検討する際には、査定の方法や注意すべき点について頭を悩ませることも多いでしょう。そこで今回は、マンション売却の流れについて紹介します。

リード文に取り入れたい3つのポイント

――型を持つこと以外に、リード文で使えるポイントはありますか?

1つ目は、データなどの数字をできるだけ入れることです。
文章全体の信頼性が高まり、読んでもらいやすい文章になります。たとえば、「2012年に文部科学省が発表したデータによると~」といった具合ですね。

2つ目は、リード文中に注目されているキーワードを取り入れることです。
注目されているキーワードは読者が検索しやすいので、読者を引きつけるためには冒頭に置いておきたいですね。

3つ目は応用ですが、書き出しに体言止めを使うとインパクトがあるリード文になります。
「音楽好きなら一度は弾いてみたい憧れの楽器、アコースティックギター。」という具合です。

リード文を最後に書くという裏ワザ

――最後に、伊藤さんがおすすめするとっておきのテクニックを伝授してください。

リード文を最後に書くという方法です。
書き出しでつまずいた場合は、先に本文を仕上げてしまい、その後にリード文を考えてみましょう。 本文を書いていると、読者に伝えるべき情報が頭の中で自然と整理されていきます。必須キーワードが指定されていない場合でも、リード文に入れるべきキーワードがすぐに浮かんでくるでしょう。あとは、そのキーワードをうまく使ってリード文を組み立てるだけです。
こうした「文章を書く順番」もひとつのパターン=型だといえますね。リード文の執筆スピードがアップするだけでなく、リード文の内容も充実してきますので、ぜひ試してもらいたいと思います。

おわりに

今回は、YOSCAの編集者として第一線で活躍する伊藤さんに、リード文の書き方の基本を伺いました。便利な書き方のパターンや、いますぐ使えるテクニックが見えてきたのではないでしょうか。リード文の書き方に悩むことなく、多くの記事をすらすら書けるよう、ぜひ実践してみてください。

著者プロフィール:西東 美智子
フリーライター(シュナスキー・ライティング)

広島出身。一橋大学社会学部卒業。大学事務、出版社編集部勤務などを経験し、YOSCAへのライター登録をきっかけにフリーランスライターとなる。現在もYOSCAのライティング事業にたずさわり、アート・エンタメ、教育、年中行事など幅広い分野を得意として、おもにウェブ上のコラムやニュース記事を執筆している。また、「鯉実ちと紗」名義で、小説や詩などの文芸作品を電子出版している。趣味は観劇、映画鑑賞、ヨガ。

インタビュー協力:伊藤 謙三
株式会社YOSCA 編集

青山学院大学経済学部卒業後、YOSCAに参画。ライターの記事を隈なくチェックして記事の品質を保つ「YOSCAの番人」であるとともに、ライターには一人ひとりにフィードバックを行って成長を促す「指導役」としての顔を併せ持つ。趣味は音楽鑑賞、アコースティックギター、カラオケ。

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