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魅力的なタイトル・見出しの作り方

魅力的なタイトル・見出しの作り方

Web上の記事は、言うなれば「一瞬のコンテンツ」です。読者は、パッと見た印象をもとにして、記事を読むか否かを判断しています。

ひと目見て「読みづらそう」「つまらなそう」と感じてしまった場合、読者はページを閉じてしまうことでしょう。では、読者は記事のどの部分を見て判断を下しているのでしょうか。その答えは「タイトル」と「見出し」です。

今回は株式会社YOSCAで活躍するベテラン在宅ライターの片山さんにインタビューし、Webライティングにおける魅力的なタイトル・見出しについてお聞きしました。

タイトルでは「記事を読むメリット」を簡潔に伝えよう

――まずは、記事の顔ともいえるタイトルの付け方について教えてください。

ひと目で記事の中身が伝わるシンプルなタイトルをつけるよう心がけています。読者にとって、記事を読むメリットが明記してあるタイトルが理想ですね。

――具体的にはどのような方法でタイトルをつけるのでしょうか?

記事のなかから読者にとって重要なキーワードをピックアップして、タイトルにのせていくイメージです。Webライティングにおいては、タイトルに字数制限が設けられていることが多いと思いますが、その場合には字数制限ぎりぎりまで、読者にとってのメリットや重要な情報についてのキーワードを入れていくようにしています。

ただし、タイトルが長すぎると読者を遠ざけてしまうので注意が必要です。自分がインターネットで情報を検索するときを思い浮かべてみるとわかりやすいと思います。検索結果一覧を見て、多くのタイトルを比較してみると、タイトルが長すぎる記事は読む気が起きなくなってしまいますよね。

また、漢字が多いタイトルよりも、ひらがなやカタカナの多いタイトルの方が読者に読みやすいイメージを与えます。特にカタカナや数字は目につきやすいため、有効に使いたいところです。

――すぐに使えるようなタイトルの例があれば教えてください。

カタカナや数字を使うという意味では、「~のポイント●点」や「~ベスト●」というタイトルは定番であり、読まれやすいパターンですね。 あとは、冒頭に「初心者向け」「上級者向け」「●●する人必見」など、想定読者を明記する方法も効果的です。

――読者の目に留まることを考えると、タイトルにはキャッチーさも重要でしょうか?

記事の内容や方向性にもよりますが、Webライティングのタイトルについてはキャッチーさよりも簡潔性を重視するべきだと考えます。

Web上の記事は他の媒体と比べて情報の信頼度が低いこともあり、あおるようなタイトルにはうさんくささを感じる読者も多いと思うんですよね。
特に年配の方を想定読者に含むような場合には、キャッチーであるよりシンプルでわかりやすいタイトルの方がよいでしょう。

「Webライティングにおけるタイトル作りはコピーライティングとは違う」ということを念頭に置いておくことが大切ですね。

――「記事の内容や方向性」についても具体的に教えてください。

記事の目的や想定読者を考えるとよいと思います。

たとえばSNSでの拡散を目的とした記事は、一般大衆を想定読者としています。内容そのものよりも話題性が重視されるため、キャッチーなタイトルが好まれやすい傾向にあります。

一方、商品購入などの具体的なアクションにつなげることを目的とする記事や、Webサイトやブランドのファンを作ることを目的とする記事を書く場合、ターゲットは内容そのものに関心を持った読者です。よって、記事を読むことのメリットをシンプルに伝えるタイトルが望まれます。いずれにせよ、読者目線に立ってタイトルをつけることが第一ですね。

――そのほかに、片山さんが実践しているタイトルの付け方のテクニックはありますか?

「タイトルは最後につける」ということですね。普段記事を読むときと同じ流れで最初にタイトルをつけるという人も多いかと思いますが、はじめにタイトルをつけると、あとで記事の中身とタイトルが一致しなくなる危険性があります。

また、自分の書いたタイトルに縛られて、あとで適切な内容を書きづらくなってしまうこともあります。 僕の場合は、テーマを頭に入れておくためにまず仮タイトルをつけて、そのあと本文を書き、最後にあらためてタイトルを考え直すようにしています。

見出し設定のポイントはシンプルさと順番

――見出し設定に関する基本的な考え方を教えていただけますか?

見出しは、記事の骨組みだと考えています。記事の構成を考える作業=見出しをつける作業という具合ですね。僕が記事を執筆する際には、情報収集するよりも前に、まず記事のテーマに沿って見出しをつけることがほとんどです。「見出しがないと何も始まらない」と考えています。

――具体的な手順や方法について教えてください。

たとえば、「ある薬Aについて」というテーマで記事を書く場合について考えてみましょう。以下の基本ルールにしたがえば、見出しに迷うことはなくなると思います。読者目線に立った書き方でもあるので、文章全体の質も上がるはずです。

見出しとその順番を考える

見出しはわかりやすく、読者が必要な情報ごとにつけましょう。今回のテーマであれば、次のように設定します。

(例)
■効果
■用法
■副作用

「魅力的な見出しにしよう」と考える必要はありません。インターネットで情報収集をしていてるシーンを思い浮かべてみてください。

複数のページを比較してみたとき、まわりくどい見出しの記事よりも、見出しが端的でまとまった記事の方から先に読みたくなりますよね。

続いては、見出しの配置です。見出しの順番は、読者にとって重要度の高い順に設定します。「ある薬A」がテーマであれば、読者は副作用よりも効果の方を知りたいと考えられるので、「効果」は「副作用」より前に置きます。

また、読者が記事を読んで具体的なアクションを起こす場面を想像することも大切です。効果を知らずに薬を使用する、という流れは不自然ですよね。効果を知ってから薬を使用する、という流れが自然です。したがって「効果」は「用法」より前に置きます。

ほかにも「重要度の高い順」は、「概要→詳細→注釈」の順、「大きいものから小さいもの」の順であるとも言い換えられます。

見出しごとに情報を収集する

見出しが決まったら、見出しごとに情報収集します。薬の例の「効果」に関する情報収集であれば、まずは「A 効果」などと検索してみます。

複数の参考Webサイトを同時に開きながらざっと比較して、有益な情報を探していきましょう。書くべき情報を見出しごとに3つ程度ピックアップし、下書きとしてメモします。

(例)
■効果
・~という成分がある。
・~の症状に使われている。
・~という効果がある。

見出しと本文のバランスを整える

情報収集とメモ書きが終わったら、見出し内の文字量をイメージします。

Web上の記事の文字量は多くの場合1,500字前後です。リード文とまとめの文字数も考えると、1見出しにつき本文300~400字、見出しは3~5つとなるはずです。

書くべき情報が3つあれば、見出し1つの文字量が300~400字になります。もし字数が足りなくなりそうな場合は、別の見出しとくっつけてバランスを整えましょう。

(例)
■効果と用法
・~という成分がある。
・~の症状に対して~という効果がある。
・1日●回、食後に服用する。

逆に字数や情報が多すぎると感じた場合は、次のように見出しを分けてみましょう。今回の例では、効果に関する見出しさらに2つに分けています。

(例)
■【1】◯◯な効果
・~という有効成分による効果である。
・~という症状に使われる。
・~というメリットがある。

■【2】△△な効果
・〜という有効成分による効果である。
・〜という症状に使われる。
・〜というメリットがある。

以上のようにして見出しを整え、読者の目をひく記事に仕上げていきます。

おわりに

どんなに頑張って書いた記事でも、最後まで読んでもらえなければ意味がありません。「有益な情報を読者に届けたい」という気持ちを忘れず、読者の目線に立って記事を組み立てていきましょう。今回片山さんに紹介していただいたテクニックを活用し、記事の魅力を最大限にアピールしてみてはいかがでしょうか。

著者プロフィール:西東 美智子
フリーライター(シュナスキー・ライティング)

広島出身。一橋大学社会学部卒業。大学事務、出版社編集部勤務などを経験し、YOSCAへのライター登録をきっかけにフリーランスライターとなる。現在もYOSCAのライティング事業にたずさわり、アート・エンタメ、教育、年中行事など幅広い分野を得意として、おもにウェブ上のコラムやニュース記事を執筆している。また、「鯉実ちと紗」名義で、小説や詩などの文芸作品を電子出版している。趣味は観劇、映画鑑賞、ヨガ。

インタビュー協力:片山 雄平
フリーライター

愛知県出身。大学在学中の2012年からフリーライターとして活動を始め、現在では株式会社YOSCAの編集スタッフとしても活動中。執筆にあたっては「スピード・高品質」を重視しており、高い情報収集能力や表現力からIT・エンタメ・保険・介護など、あらゆる分野の記事を手がけている。趣味は将棋、音楽鑑賞。

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