「いただく」それとも「頂く」?ライティング中、漢字の開きに迷ったら思い出したいノウハウ

「いただく」それとも「頂く」?ライティング中、漢字の開きに迷ったら思い出したいノウハウ

「敢えて色々な事にチャレンジして見る」

あなたは上記の一文を適切な形に校正することができますか?今回は、Webライターなら知っておきたい「漢字と平仮名の使い分け(漢字の開き)」に関するノウハウのご紹介です。

本来の意味かどうかを考える

漢字の開きを考える際、もっとも大きなポイントとなるのが「本来の意味かどうか」という点です。文中に登場した時、その漢字が持つ意味のまま使われているか?ということですね。以下で例を見てみましょう。

(1) ご褒美を頂く
(2) 帰宅させて頂く

上記の両方に文中に使われている「頂く」という動詞は、物を目上の人からもらったり、食べ物を食べたりする時に用いられる言葉です。そのため、(1)に関しては本来の意味で使われていると言えるでしょう。

対して(2)では、「する」という動詞を丁寧な言い方にするための補助的な役割になっています。これは本来的な意味にはなっていませんので、平仮名にするほうが良いでしょう。

その他の例についても見てみます。

(1)手紙を書いておく
(2)手紙を書いて置く

上記で注目したいのは“おく”と“置く”です。(1)の場合はそのまま、手紙を事前に書いておく、といったニュアンスになります。しかし(2)の場合は、手紙を書き、その後机の上に置くといったニュアンスになってしまいますね。日本語は、漢字にするか平仮名にするかだけで、文章の意味が変わってしまうこともあるのです。

ポイントは補助動詞や副詞かどうか

前項で例に挙げた“いく”、“おく”、“いう”、“みる”といった言葉は、補助動詞と呼ばれるものです。その名の通り、動詞の後ろについて、変化や状態などを表すのに用いられます。「新聞を買ってみる」「ライティングというものは~」、といった使い方ですね。こうした補助動詞については基本的に平仮名で表記するのがWebライティングでは一般的になっています。

また、動詞や形容詞といった言葉を装飾するのに用いられるのが「副詞」です。こちらも基本的には平仮名表記のほうが望ましいと言えます。しかし、副詞にはさまざまなものがあり、一概にすべてを平仮名にすべきと言い切れません。そのため、少しでも「読みにくいかな?」と思ったら平仮名で表記しておくのが無難でしょう。

・是非、お願いします。 → ぜひ、お願いします。
・概ね良好です。 → おおむね良好です。

このように、Webライティングにおいては補助動詞と副詞を適切に開けるか?というのが、もっとも基礎的なルールになっています。漢字でも意味が通るからといって、すぐに変換をしてしまうのには注意をしましょう。

常用漢字はWordのチェック機能に任せてしまう

前項では、ルールに従った漢字の開きについて解説を行いました。しかし、これ以外にも開くべき漢字というのは多々存在しています。それをまとめているのが「常用漢字」と呼ばれるものです。

Wikipedia:常用漢字一覧

常用漢字とは簡単に言うと、「漢字にすると難しいから平仮名で書きましょうね」と国に定められた漢字のことです。とは言え、これをすべて覚えるのは不可能に近いので、Wordの機能などを利用してチェックをするのが効率的です。

Word2013で常用漢字をチェックするには
ファイル>オプション>文章校正>文章校正の詳細設定>常用漢字以外の読み
にチェックを入れることで、文字の下に青い波線がでるようになるので、ぜひ活用してみましょう。

気にしすぎるのはNG

ここまで漢字の開きの基本についてご紹介してきました。しかし、実際には漢字が良いか平仮名が良いかというのはケースバイケースです。

たとえば、完璧に前項までのルールを守ったとしても、これが5才児向けの絵本に使われる文章であれば、漢字が多すぎることになってしまいます。もっと平仮名の割合を増やさなくてはなりません。

また、信頼性の高い病院のコーポレートサイトに使う文章だった場合は、平仮名が多すぎると稚拙な印象になってしまい、イメージに合わないかもしれません。この場合は、副詞などは積極的に漢字にする必要があります。

このように、漢字にする、しないというのは「誰が読むのか?」「どんな印象にしたいのか?」で大きく判断が異なります。記事の目的をまずは明確にし、それに合ったライティングを行うように心がけてください。

まとめ

パソコンで文章を書いていると、ついついどんなものでも漢字に変換したくなりがちです。しかし、読みやすさを重視するのであれば、適切な漢字の開きについて意識するのはとても大切。もしも漢字にしようか平仮名にしようか判断で迷った際は、今回のノウハウを思い出してみてください。

PR_infeed

PR_Relative

オウンドメディア運営会社の皆様へ

s

ページトップ