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ヒアリングから新規事業や新商品を開発する方法 | ヒアリング実践講座 第13回

ヒアリングから新規事業や新商品を開発する方法 | ヒアリング実践講座 第13回

得られた情報は矛盾だらけ

ヒアリングのあり方についてこれまでお伝えしてきましたが、今回からは得られた情報を元にどのように新規事業や商品を作るかについて記載していきます。

情報を得てもそれをそのまま事業案やサービス案になるわけではありません。
例えば下記のような問題が発生します。

  • 相反する調査結果をどうする?
  • 重要度づけが出来ない。
  • どの情報を採用するべきか?
  • 情報をどうまとめるか?
  • 情報をどう事業案にするか?

特に調査した情報が相反することはよくあります。
ある人は「Aという問題で困っている。」と言われたが、またべつの人は「Bという問題で困っている。」と言われ、「Aには困っていない」と言われたりします。

GIGO(ガーベージ・イン・ガーベージ・アウト)という言葉がありますが、「ゴミをいくら入れてもゴミしか出てこない」という意味です。実際に使える情報を取捨選択/重要度付けをしないと調査自体が無駄になってしまいます。

こうした集まった情報の中でどれを扱うか?
あるいは、どの段階で完成したと判断するのか?
ゴール(事業開発や商品開発)から考えなければなりません。

ここで重要なのは、単純に調査としてクオリティが高いだけではいけないということです。
調査をして正確な情報を得ることが目的ではなく、ゴールを得るのが目的です。
調査結果は色々な切り口で見ることが出来てしまいます。
その切り口を”アカデミック正確性”ではなく、”ゴール(事業性)”に合わせないと最終的に得られるものが変わりますので注意して下さい。

新規事業や新商品開発の流れ

これらの問題に対応出来るよう、一つ一つを潰す対応をする必要があります。
下記はそのまま事業開発や商品企画の流れになります。

1.情報取得
2.精緻化
3.問題(ニーズ)の構造化
4.検証
5.解決(ソリューション)開発
6.ブラッシュアップ
7.繰り返し

この流れを具体例を使って説明します。
事例にするのは今まさに私が開発している事業「ウツ会議」というカードゲーム研修です。

これは2014年から一年かけて開発。
今年の2015年2月からサービス提供を始めました。
患者の周囲の人達がうつ病を理解し、対処できるようになるための研修です。

このサービスが他と全く違う点が2つあります。
1つ目は「うつ病患者ではなくその周囲の人専用サービス」
2つ目は「ゲームを使う研修」であることです。

奇をてらったように受け止められやすいのですが、そうではなく調査結果にもとづいて合理的に開発しております。

こうしたコンセプトはヒアリングした情報から生まれました。
もちろん使えない情報もありましたので、取捨選択をしたり足りない情報を取りなおしたり。
どのようにそれを行ったのかは、次回細かく説明いたします。

まとめ

  • 調査した情報が相反する事や矛盾する事はよくある。
  • GIGOにならないようにしないと調査自体が無駄になる。
  • 情報取得、精緻化、問題の構造化、検証、解決開発、ブラッシュアップ、繰り返しを行うことで調査情報から新規事業などを開発出来ます。

※ 著者の広瀬眞之介が開発したコミュニケーショントレーディングカードゲーム「ヒーローインタビュー」はここで説明した事を無理なく実践練習できるようにしております。詳細知りたい方はぜひ公式サイトまで。
http://www.hero.black/

※ウツ会議 ( http://www.mtg.blue/

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