オフショア開発の開発手法「受託開発」と「ラボ型開発」について
シンチャオ グレイトフルデイズ 堀です。
第2回目の今回は、オフショア開発における大きな2つの開発方法である「ラボ型開発と受託開発」について説明します。
受託開発、ラボ型開発とは?
受託開発は、みなさまもご存知だと思いますが、何か作りたいシステムやサービスの希望を頂き、それを開発して納品することが仕事です。その工程としては、お客様から希望をヒアリングして要件定義、設計、開発、テスト等を行って納品を行います。
次に、ラボ型開発とは、あなたのプロジェクトの専用チームを特定期間確保する方法です。受託開発は納品することに責任があるので誰が開発していてもいいのですが、ラボ型開発においては、その専用のチームを自分のチームのように動かすことが可能です。
それぞれを選択した場合のメリット、デメリットとは?
それぞれのメリットとデメリットは以下のとおりです。
受託開発
メリット
・開発側には、納品責任があるので事前に仕様を定義したものが納品される。
デメリット
・仕様の変更が少し大変(仕様変更から追加見積などが発生する場合も)
ラボ型開発
メリット
・自由に開発チームを使えるので、仕様の変更、調整が自由
デメリット
・チームの仕切りを自身でしないといけないので、マネジメントが必要
・製品の完成するかの責任は、ラボ側にはない為、知識が必要
また受託開発の方が、納品の責任があるため、開発費用はラボ型より基本高価になります。
どちらの開発手法を取れば良いか?
そのため、オフショア開発を検討する場合には、自らの状況、今後どのように開発していきたいかを考えてどういう手法を取るかを選択してください。
受託開発
- システム、サービスの開発経験がない場合
- 自社内で開発者のマネジメント・タスク指示の余裕がない場合
- 作りたいものがきっちりと定義されており開発を行う場合
ラボ型開発
- 今後オフショア開発を考えていて、その検討をしてみたい場合
- 自社内の開発ラインが不足していて開発ラインを補強したい場合
- 案件が継続的にあり、優秀な人員を抱えていたい場合
- 継続的に続く保守・改善業務がある場合
- 仕様を柔軟に変更しながら開発していきたい場合
オフショア開発でのラボ型のコミュニケーションについて
オフショア開発におけるラボ型開発の場合、担当者がベトナムに常駐して開発する場合と、担当者が遠隔でコントロールする場合がございます。
それぞれ状況に応じて選択いただければと思います。 オフショア開発では開発者以外に、コミュニケーターなど日本語が使えるベトナム人を通してコミュニケーションを行います。その場合は開発者以外にそのメンバーも考慮する必要があります。
小さいプロジェクトの場合は、開発以外に掛かる費用を減らさなければオフショア開発の良さを活かせない場合もあります。もしそういった場合で英語が得意な場合は、英語が話せる開発者は日本人よりも多いので、英語でコミュニケーションを取ってみてはどうでしょうか。(もしくは御社専用のコミュニケーターではなく、兼任のコミュニケーターを利用することでコストを削減することも検討)
引き続き弊社のオフショア開発では、アプリ、WEB、ゲームなどの受託及びラボを実施しておりますので、是非下記お問い合わせ先までお問合せください。
また次回お会いしましょう!!