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クライアントサイドで作成するPDF×22選

クライアントサイドで作成するPDF×22選

ビジネスの場においてPDFはデファクトの文書フォーマットになっています。そのためビューワーのAdobe Reader などはインストールされているのが当たり前と考えられています。加工や再利用が面倒ということが逆にメリットとなって、相手に渡すのに便利なフォーマットとして扱われています。

そこで次にニーズが発生するのはいかに容易に作成するか、になります。PDFの作成については幾つかの方法があり、システム構成によって選択肢が異なります。Mac OSX であればデフォルトの印刷機能の一つとしてPDFで保存する機能が組み込まれています。Windowsにおいてはプリンタドライバとして組み込まれるPDFソフトウェアが多いようです。

今回はそうしたPDF作成ソフトウェアを、特にクライアントサイドに重点を置いて集めてみました。これらのソフトウェアをうまく使えば、よりPDFを積極的に活用できるはずです。

印刷ドライバ型

CutePDF - 印刷機能を使ってPDFを作成する

CutePDFはWindowsのプリンタとしてインストールされるソフトウェアで、印刷を行う操作でPDFの出力ができます。印刷ボタンを押すとファイルの保存場所が聞かれるのでファイル名を付けて保存すればOKです。ただPDFを作成するだけで類似のソフトウェアのように多機能ではありませんが、最低限のニーズは満たせるはずです。日本語の出力や、埋め込みにも対応しています。

qvPDF - 印刷機能を使ってPDFを生成する

qvPDFはプリンタとしてインストールするソフトウェアで、各ソフトウェアから印刷機能を使って呼び出してPDFを作成します。この手のソフトウェアにしては珍しく、オプションが多数存在します。例えばファイル名の付け方もアプリケーションごとに変更することが可能です。さらにプラグインにも対応しています。例えばFTPプラグインでは作成したPDFファイルをFTPサーバにアップロードできます。他にもメールへ添付するようにしたり、FAXへ流すようなプラグインもあります。他にも印刷の処理を行う前後にトリガーをセットして、別プログラムへ渡すこともできます。

文書をCreativeCommonsに「CC PDF converter」

ただPDFを生成するプリンタドライバなら幾つものソフトウェアが存在しますが、その中にあってCreativeCommons向けに特化している点が特徴です。プリンタのプロパティから、ライセンスの設定が可能となっています。商用利用可否や再利用に関する条件、言語を指定できます。後はライセンスのマークをどこに明記するかといった指定をすれば完了です。印刷時にCC PDF converterを使ってPDFを生成すれば、指定した箇所にライセンスが明記されます。

Pdf995

Pdf995は単体ではPDFのプリンタドライバとして機能します。そこに更にSignature995と言うソフトウェアを追加すれば、PDFを暗号化することもできます。日本語ファイルなども問題なくPDF化することができるのでご安心ください。

PDFCreator

PDFCreatorは広告がでたりすることもありません。使い方はいたって簡単で、インストールするとプリンタドライバにPDFCreatorが登録されます。これを印刷時に選択すればOKです。後はドキュメントの情報(タイトル等)を設定、保存場所を指定するだけです。

doPDF

日本語化されているので誰でも簡単に使うことができます。使い方も簡単で、各ソフトウェアにあるプリントを選び、プリンターとしてdoPDFを選択すれば良いだけです。オプションとしてサイズ、解像度、縦横などの指定が可能です。PDFが出来上がれば、デフォルトのPDFビューワーが自動で立ち上がるようになっています。

オフィススイート型

JODConverter - 各種オフィスドキュメントをPDFに

JODConverterはオフィス文書の解析にOpenOfficeを利用しています。OpenOfficeをサービスモードで立ち上げ、そこを経由してPDF文書を生成します。なので、オフィスドキュメントの再現性はかなり高いです。さらに便利なのはOpenOfficeが日本語で、フォントも入っていれば日本語ファイルもPDF化できる点です。また、プレゼンテーションファイルはPDFのみならずFlashファイルとして生成することも可能です。

どこでもPDF - OpenOfficeを使ってPDFを簡単に作成

本体はOpenOfficeのマクロとして作られています。元々、OpenOfficeには文書をPDFとしてエクスポートする機能がありますが、それを利用してオフィス文書に限らずPDF化できるようになっています。マクロを引数を与えずに起動すると、メインダイアログが開きます。そこでPDF化したいファイルを指定すると、保存先が聞かれます。場所を指定すればPDFが生成されるといった具合です。関数によっては変換元、変換先を指定するだけでいいというものもあります。

Web技術型

Prince - XHTMLとCSSを使ってPDF作成

PrinceはXHTMLファイルを読み込み、それにCSSを組み合わせることで印刷品質のPDFを生成するソフトウェアです。サンプルで見ると、かなりレベルの高い文章が得られることが分かるでしょう。もちろん、記述する上での制約もありますが、それでもブラウザベースで十分読める構成になっています。そして変換すれば印刷しても読みやすいPDFに仕上がります。PDF中のリンクや、パスワード付与、外部イメージの読み込みにも対応する等機能は多いです。他にもSVGやMathMLにも対応しています。

jsPDF - 無茶しやがって…。JavaScriptでPDFを作る

jsPDFはJavaScriptだけでPDFを生成してしまう試みです。何をばかなことを、とお思いでしょうか。日本語は残念ながら使えませんが、英語であればちゃんとしたPDFが生成されることが分かるでしょう。URL部分を見ると「data:application/pdf;base64,」から始まっていることが分かります。つまりDataスキームURIを使ってbase64化されたPDFデータをそのまま表示しているのです。DataスキームURIを使うことでレンダリングなどを行うことなくJavaScriptからそのままブラウザにPDFを表示させています。

その他クライアントサイド

Graphics2PDF - 画像を連結してPDFにする

珍しいファイル変換系のPDF生成ソフトウェアとなっています。任意の画像をまとめて一つのPDFにできます。使い方は簡単で、起動した画面に変換したい画像ファイルをドロップしていけば良いだけです。対応形式はBMP、JPEG、GIF、PNG、TIFFとなっています。ドロップした後は、画像の配置を入れ替えし、最後にSave as PDFをクリックすればOKです。

rst2pdf - reStructuredTextをPDFに変換する

rst2pdfはコマンドラインで動作するソフトウェアで、reStructuredTextで書かれたテキストを指定してコマンドを実行すれば同じディレクトリ(指定は可能)にPDFファイルが生成されます。最初に見出しの一覧が並び、クリッカブルな目次として使えるのが便利です。画像の埋め込みや文末での引用一覧の表示も対応し、テキスト検索も可能です。

Scan Tailor - スキャンした書籍画像をPDFに

Scan Tailor ははじめに画像が入ったフォルダを指定して取り込む所から始まります。写真の取り込み位置を決めたり、ページを半分で分割すると言った操作もできます。自動で分割位置を定めてくれる機能が便利で、見開きのように半々で分けたり、バインダーを考慮してその部分だけを切り抜いたりもできます。さらに写真の傾きを補正することもできます。写真は二値化処理やグレースケールへの変換処理を通じて読みやすい状態に仕上げられます。慣れるまでは多少作業に手間取るかもしれませんが、Scan Tailorは使い慣れるととても面白い操作ができるようになります。

AlivePDF - AIRでもPDF生成

AlivePDFはActionSctip3でPDF生成を可能にするライブラリです。ベースとしてFPDFを利用しています。これを使えば、Flashアプリケーションがさらに魅力的になるでしょう。さらに面白いのはAIRアプリケーションであれば、ローカルに保存することもできる点です。AIRアプリケーションでPDFを生成し、そのまま保存できればレポーティング機能などで活躍するはずです。

その他

iPhonePDF - なんと!iPhoneでPDFを作る

iPhonePDFはその名の通り、iPhone上でPDFを生成するライブラリです。やろうと思えばデータをオンラインにあるサーバに渡し、その結果を受け取るという仕組みが作れるでしょう。しかしiPhone上で作ればオフライン時にも作成できますし、セキュリティ上の問題があるデータに対しても作成が可能になります。さらにiPhonePDFは日本語にも対応しています。

RGhost - RubyスクリプトからPDFを作成する

RGhostはRubyGemsからインストールできるライブラリで、スクリプトからPDFを生成する他、PostScript、PNG、TIF、JPEGといった画像への変換もできます。オブジェクト指向らしい値の埋め込みによってPDFが生成できるので、使い勝手は良さそうです。TrueTypeフォントをサポートするので日本語の出力もおそらく可能と思われます。段組みのサポートや自動ページネーション、バーコードの生成、ベクターベースのドロー機能などがあります。また、EPSを使ったテンプレート機能があるので、帳票などにも使えることでしょう。

Hummus PDF Writer – 使いどころを考えよう。nodeでPDF作成

Hummus PDF WriterはC++向けライブラリも提供されていますがnode向けPDF作成ライブラリはまだ珍しいのでぜひチェックしてみてください。使い方はシンプルで、npmでインストールできます。nodeはWebアプリケーションはもちろん、コンソールベースのソフトウェアを作るのにも便利なのでコマンドラインでPDF作成するといった要件で使えるかも知れません。

Markdown2pdf - MarkdownのテキストファイルをPDFに変換

Markdown2pdfはMarkdownテキストをドロップするとPDFに変換してくれるソフトウェアです。Markdown2pdfはMac OSX用のアプリケーションなのですが、Platypusを使ってラッピングするのが特徴になっています。起動したら後はMarkdownファイルをドロップすれば、PDFへの変換までを自動で行ってくれます。Markdownファイルを一旦HTMLへ変換した後、PDFに変換しているようです。

PDFKit - 画像やフォントの埋め込みに対応。node.jsを使ったPDF作成ライブラリ

PDFKitはテキストはもちろん、リストや画像の埋め込み、SVGのレンダリング、リンクに対応したPDF生成ライブラリです。フォントの埋め込みに対応しているので、日本語フォントを用意すれば使えるはずです。JavaScriptらしくメソッドをチェーンでつないでいけるのが面白いです。ページを追加して文字を書いて大きさを指定して装飾を施して…と順番に指定していけば良いだけです。いわば小さなメソッドを積み重ねる形なので覚えるべきメソッドはそれほど多くない印象です。node.jsでWebアプリケーションを作り、レポートをPDFで欲しいと言われた時には使ってみてください。

markdown-pdf - MarkdownをPDFに変換

Markdownのシェアが増えるのに従って、とりあえずメモはMarkdownでしておくという人も多いでしょう。しかし業務で提出する資料や公開資料などはHTMLではなく、PDFベースでの提出を求められることが多いです。Webブラウザに出して、それをPDFに変換しても良いですが、それならばmarkdown-pdfを使ってみましょう。markdown-pdfはその名の通り、MarkdownファイルをPDFに変換するソフトウェアです。

まとめ

単純にPDFを作成すると言っても、元になるドキュメントの種類や量によって選択肢が異なります。Windowsの印刷ダイアログでは印刷方向の設定が難しいため、プリンタドライバ型では自動化は難しいと思われます。そこでOpenOffice.orgを使った方式の方が簡単と言えます。また、連携するソフトウェアによってはRubyスクリプトやHTMLから変換する方が簡単かも知れません。いずれにしてもPDFは既に普及しており、作成は当たり前になっています。次の段階として、いかに手軽に作るか、いかに最適化されたPDFファイルを作成するかが大事ではないでしょうか。

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