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プラットフォームを活用するための9つの方法

プラットフォームを活用するための9つの方法

Apple、Google、AmazonといったIT企業がプラットフォーム戦略を展開しています。アプリストアやマーケットプレイスを通じて商品を販売し、手数料を徴収するモデルが一般的です。多数の企業や開発者がマーケットプレイスに参加し、ビジネスを提供しています。

そのような中、最も収益を上げるのはプラットフォームを提供する企業になっています。一部の成功例を除いて、大抵はアプリの販売も殆ど行われず、プラットフォームの宣伝に使われるのが殆どです。今回はそのような事態に陥らないためにプラットフォームをいかに活用していくかを考えてみたいと思います。

1. プラットフォーム提供者になる

プラットフォームが最も収益をあげるモデルである以上、同じやり方を踏襲するモデルです。これは三つのやり方があります。一つは自分たちで新しいプラットフォームを構築するというやり方。このやり方は合理的に見えますが、実際に新しいプラットフォームを立ち上げて成功するレベルまで継続するのは非常に難しいです。成功するためには幾つかの必須要素があり、これらを満たさない限りは成功は困難です。

もう一つのやり方はプラットフォームの中にプラットフォームを立ち上げるものです。有名な所では電子書籍を販売するアプリがあります。集客を元々のプラットフォームに移譲し、その顧客を吸い取る形で成立します。また、このやり方の場合は複数のプラットフォームにまたがって提供できるのがメリットになります。一つのプラットフォームでしか使えないコンテンツでは魅力が低減しますが、複数の環境で使えることによって元々のプラットフォームの囲い込みを避けることができます。有名な所ではKindleがあります。

三つ目はプラットフォームの外にプラットフォームを立ち上げるものです。例えばiOSアプリに関連したマーケットプレイスを別で立ち上げます。Androidであればアプリを販売するマーケットプレイスも、独自に立ち上げることができます。Androidの人気にあやかって、集客コストを下げられます。

2. ジーンズを売る

ゴールドラッシュの時に一番儲けていたのがリーバイス(ジーンズ)とツルハシだったというのは有名な話で、アプリ開発で一攫千金を狙う開発者たちに対して、開発ツールやセミナーを提供します。また、iOSアプリの国際展開をサポートするために翻訳サービスを提供したり、アイコンデザインを行ったりするのもこの手のサービスになります。

3. 開発力を売る

いわゆる受託開発です。特定技術(ゲーム、3D、ARなど)を持っておくことで、それを使って開発を請ける形になります。収益化はしやすいですが、現在では海外(特にインド、中国)に仕事が流れていたり、プラットフォームのブランドによって開発者が多くなっているために単価が下がるという問題もあります。

この時、テンプレートを作っておくことでアプリ開発をサービス化して提供するというやり方もあります。メリットとしては同じようなアプリであれば素早く、利益率が高く提供できるということです。欠点としては凝ったものであればうまくニーズに合わせられなかったり、簡単なものではすぐに模倣されるという点があります。

4. プラットフォームの壁を越える

プラットフォーム同士のシェア争いが活発になると、それを統合できるツールが開発されます。有名な所ではTitaniumがあります。JavaScriptという共通で動作する言語を使うことで、一つのコードで複数の環境でも動作するソフトウェアが開発できるようになります。プラットフォーム同士は囲い込みを強め、独自機能を追加したがりますが、その垣根を越えるツールによって開発者は開発工数がとても下げられるようになります。利用者もまた、複数の環境で同じアプリが利用できるメリットがあります。

5. ブランド力をつける

プラットフォームの枠組みにとらわれないためにアプリのブランドを強化します。例えばキャラクター、サービスのブランドです。キャラクターとしてはゲームのAngry Birdsがあります。今ではディズニーともタイアップしていますし、映画化も考えられています。ブランドはプラットフォームの中にとどまるものではないため、囲い込みされません。そのようなアプリを育て上げることが、プラットフォームを越えた収益を生み出します。

6. Webサービス連携

Webサービスと連携するクライアントは多数存在します。Dropbox、Flickr、Evernoteなどです。これらは各プラットフォームに対してアプリを提供していますが、決して囲い込まれてはいません。あくまでもアプリはクライアントであり、データを作成(または利用)するためのインタフェースでしかありません。そして大抵収益はWebサービス側から生み出されています。クライアントアプリの利便性が良いためにWebサービスを購入するという循環が生まれています。

7. 決済を乗っ取る

iOSでは難しいのですが、Androidでは各携帯電話のキャリアが携帯電話の決済システムに課金を載せています。また、mixiアプリでは決済システムの提供が遅れたためにサードパーティー製の決済システムが普及してしまいました。プラットフォームビジネスにおいて収益をあげるのは課金における手数料であるのが一般的です。その部分をうまく乗っ取ることができれば、収益化をはかることができます。

8. 広告を配信する

広告も一つのプラットフォームと言えますが、無料アプリは広告で収益をあげるのが一般的になっています。そこで広告配信を行うビジネスを提供することで、プラットフォーム事業者が手に出来ない収益をあげることができます。とは言え、iOSではiAds、AndroidにはAdMobが存在し、iOSの場合は広告を入れられる企業を制限しているのが実情です。

9. 先行する

iOSアプリにおいても先行してリリースされたアプリにはヒットしたものが数多くありました。購読型の電子新聞であるThe Dailyもそうですが、初となるアプリに対してはプラットフォームは力を入れてサポートしてくれます。成功事例を作るための必須手段ではありますが、新しいプラットフォームに早めに飛びつくことは、開発者としては決して損にならないはずです。その意味では現時点で最も面白いのはGoogle TVやChrome Web Storeかも知れません。

まとめ

プラットフォームに吸い上げられるアプリの特徴としては「ブランド力がない」「特定のプラットフォーム限定」「二番煎じ」といったアプリです。恐らく各アプリストアで公開されているものの半分以上がそのような状態であると思われます。iOS向けアプリは多数存在し、そのダウンロード数は10億を越えたと言われていますが、収益として成り立っているアプリはごく僅かです。そして今からこのプラットフォームに飛び込むのは無謀(もちろん囲い込まれない戦略があれば別です)と言えます。その周辺、もしくは別な方向性をもって臨まなければ良い結果には繋がらないと考えられますので、くれぐれもご注意ください。

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