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次のトレンドになるか。Webベースの開発環境13選

次のトレンドになるか。Webベースの開発環境13選

様々なローカルアプリケーションがWebブラウザベースに移行しています。メーラーはGmail、オフィスドキュメントはGoogleドキュメント、画像編集をPhoenixさらにプレゼンテーション作成や動画の編集などもWebベースでできるようになっています。そんな中、なかなか進まないのが開発環境(IDE)です。そこで今回は次のトレンドになるかも知れない、Webベースの開発環境について取り上げてみたいと思います。

IDEがWebベースにならない理由としては、その操作性と動作速度が問題になるからと思われます。確かに開発者にとってテキストエディタや開発環境は自分好みに様々な設定変更を行い、より使いやすくカスタマイズします。その結果手に馴染む、自分にぴったりの開発環境が出来上がります。これをWebベースで実現するのはなかなか困難です。

ただし、特定用途における開発環境であれば話は違います。例えば.NETの開発環境であるVisual Studioが.NETアプリケーション開発に利用されるように、特定のマッシュアップを作るためのIDEであれば使い道が十分に考えられます。有名な所ではYahoo! Pipesが挙げられます。

そしてWebベースならではの利点も幾つかあります。一つは開発後、すぐに実行環境で試せるということです。ローカルで開発環境を組む必要がありません。また複数人で一カ所にあるファイルを利用するので誰かがロックしている、編集していると言ったステータスが把握しやすくなります。さらにコンパイル系の言語であってもサーバのパワーであれば速く終わる場合もあります。そしてコラボレーション機能です。画面の隅でチャットをしながら同時に編集したり、遠隔地とのペアプログラミングもできます。

開発者にするとWeb上で開発なんて、と一蹴されてしまうかも知れませんが、その用途や目的を分ければ意外と使えるかも知れません。特に下記に紹介するソフトウェアはかなり優秀で、実開発すら受け入れられるくらいの機能を備えています。

NodeJS用IDE「Nodify」

Nodifyを立ち上げるとWebブラウザが表示されるので、後は自由にコードを書けば、その場で実行できます。NodeJSのサーバをNodify上から立ち上げることも可能です。console.logを使えばデバッグメッセージを出力でき、ブラウザの開発者ツールを使ったデバッグができます。コードの保存はブラウザごとにされているようで、別なブラウザでアクセスするとコードが異なるの注意が必要です。NodeJSを試したり、遊んだりするのにぴったりのツールと言えそうです。

ついにここまで。WebベースのEmacs「Ymacs」

ソースコードのハイライト表示はもとより、色のテーマやフォントファミリー、フォントサイズ、インデントレベルの変更にも対応しています。任意のファイルは開けないものの、予め用意されているファイルであれば表示を切り替えて編集できます。さらに縦横にバッファを分割して編集することもできます。一つのバッファの内容が変更されれば他のバッファも自動的に編集されます。括弧内のハイライトやカーソル行の色づけ等細かな点にも気が配られているのがとても良いです。複数のファイルを開きつつヤンクにコピーして貼付けるのも簡単です。もちろんヤンクも複数に対応しています。

WebベースのEmacs「9ne」

9neはEmacsライクであって、再現を目指しているわけではありません。neの意味はnot emacsの略です。しかしCtrlキーを使ったカーソル移動や、C-x C-fを使ってファイルを開く動作、C-x C-cを使って終了と言った動作ができます。公式サイトではテキストエリアの内容を9neを使って編集し、C-x C-sで保存すると反映されるというデモがあります。また、Altキーを使った操作もできるようです。全ての操作ができるわけでないので、どこまで再現されているかは分かりませんが、行番号の表示やカーソルの点滅などがそれっぽく、面白い動きになっています。

JavaScriptのvi「jsvi」

viは普段使わないので、はっきりとしたことは言えませんが完成度は非常に高いように見えます。カーソルの移動はもちろん、ヤンクして貼付けたり、検索(?を使った逆方向も)やn/Nを使った次の検索と言った機能も対応しています。さらに保存ができ、テンポラリファイルとして書き込まれるようになっています。置換もでき、さらに行ジャンプ、単語ごとの移動、文字の削除といった機能があるなど、まさにviのように使えます。

Eclipseをベースに実用性のありそうなWebベースの開発環境「Eclipse Orion」

Eclipse OrionはEclipseをベースとして、その上でJavaScriptによるエディタが利用できるようになっています。ファイルブラウザ機能があり、HTML/JavaScript/CSSに対するハイライト処理も行われます。ファイルを編集し、保存することも可能です。ファイルブラウザでは星マークをつけて素早くアクセスしたり、Zipでのダウンロードや検索することもできます。開発環境として定評のあるEclipseをベースにするのはとても興味深く、今後の開発に多いに期待したいソフトウェアです。

Editor Framework - Web IDEになる開発環境UI

Editor Frameworkはマルチペイン対応で、Web IDE的な表現が可能となっています。タブを移動したりすることもでき、自分好みのUIに変更が可能です。Editor Frameworkをベースにすると使いやすいWeb IDEが作れるかも知れません。

Code Your Cloud - 普通に使えるWeb上のプログラミングエディタ

Code Your Cloudはファイルを保持せず、Google Drive上のものを使います。立ち上げるといかにもプログラミングエディタっぽい内容が表示されます。後は普通のエディタと同じです。シンタックスハイライトも入っていますのでコーディングしやすいです。保存先がGoogle Driveという点が好みの分かれるところですが、Dropboxなど多くのクラウドストレージに対応すればどこからでも自由にコーディングできる環境が整いそうです。

Wide – Go製、Go開発者のためのWeb IDE

Wideは実行バイナリも配布されていますので、とても簡単にGoの世界を試せるでしょう。Wideを一人が立てれば、他の人はWebブラウザからアクセスしてすぐにGo開発ができるようになります。ハイライトや対応する括弧の表示など簡易的ながら専用のエディタ機能も備わっています。実行は複数のプロセスで同時に流せるようです。

Chrome Dev Editor - フロントエンド開発ならお任せなChromeアプリなプログラミングエディタ

JavaScriptだけでなくDartを使った開発にも対応したエディタになります。Chrome Dev EditorはWebアプリケーションはもちろん、Chromeアプリの開発も可能です。サーバ機能があるのでフロントエンド開発はさくさく進むでしょう。何よりWebブラウザだけで全てできるのがいいです。

Caret - Google Chrome上で動作するプログラミングエディタ

CaretはChromeのパッケージアプリになるのでよりネイティブに近い動作ができるようになっています。プログラミングエディタとして十分な機能を備えており、Google ChromeにGmailアカウントでログインしていれば一台にインストールするだけで他のコンピュータに同期されます。この機能がかなり便利だと思います。

Codebox - オンライン/オフライン対応のクラウドIDE

使いどころとしてはペアプログラミング、リモートでのチームワーク、プログラミング学習など様々に考えられます。さらにコラボレーションモードにすればファイルをリアルタイムに相互編集できるようになります。オフラインモードをサポートし、さらにタブレットやスマートフォンでも動作します。言語はPHP/Java/Dart/node/Python/Ruby/Go/C/C++/Luaをサポートしています。非常に大きな可能性を感じさせるWeb IDEです。

NudgePad - 試そう!WebベースのIDE&実行環境

NudgePadは単なるIDEではなく、nodeベースのアプリケーションを作成してそのまま実行できる環境となっています。サーバのファイルはそのまま編集可能で、サーバをリスタートすれば修正が反映されます。ファイルはドラッグ&ドロップでアップロード可能で、フォルダもまとめてアップロードできるようになっています。Webブラウザだけで開発できてしまう感覚が面白く、色々な実験にも使えるのではないでしょうか。

Scala用のWeb IDE決定版「Typesafe Activator」

Typesafe ActivatorはIDEであり、コンパイルからテスト、実行までが自動的に行われます。Web IDEとして一歩先の機能をいっている感があります。Playフレームワークを使った開発にも使えるとあって、利用範囲が大きいのではないでしょうか。

ついにここまで。PHP製のWeb IDE「Codiad」

CodiadはPHPで作られておりデータベースも不要とあって配置がとても簡単です。40以上のプログラミング言語をサポート、プラグインライブラリ、エラーチェックや通知、複数ユーザのサポート、リアルタイムコラボレーション編集、入力補完などの機能が備わっています。

要注目!PHP製のWeb IDE「ICEcoder」

主な機能はタグの構造チェック、テーマによるカラーリング、検索/置換、コマンドを使ったタグの高速入力、JavaScriptのヒントおよび構文チェックとなっています。対応している言語はHTML/CSS/JavaScript/Less/CoffeeScript/PHP/Rubyとなっています。各種リファレンス系サービスへのアクセスも容易で、素早くチェックして開発に戻るといった利用もできます。

実用レベルになってきたWebベースのプログラミングエディタ「Scripted」

ScriptedはWebブラウザ上で動作しますが、ファイルの保存にも対応しています。操作性はテキストエディタとして十分な機能があります。コーディングするエリアも可読性が高く、使いやすいです。

まとめ

スクリプト系の言語であれば、ノートPCでも十分に開発ができるようになっています。Gitであれば個々人でリポジトリが持て、分散した拠点でも容易に開発が可能です。しかし開発環境がクラウド(ネット)上にあれば、リポジトリは集約的に、しかし開発拠点は分散して持てるようになります。SSLを使ってサーバに接続して開発するような仕組みにすれば、個々人のPCには何のデータも置かずに開発が可能になるのでよりセキュアかも知れません。今後さらなる発展の中で、見逃せない存在になるのは間違いないでしょう。

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