キャラクターの配置とストーリー設定について|イラストの便利なコツ・小ネタ No.9

キャラクターの配置とストーリー設定について|イラストの便利なコツ・小ネタ No.9

イラストを描くときにちょっと便利なコツ・小ネタなどをご紹介していきます。今回はイラストの画面構成について、またイラストにストーリーを込めて深みを出すコツについてご紹介していきます。 一生懸命イラストを描いたからには、見せ方を工夫してより魅力的に見せたいですよね。ここではイラストにストーリーを設定したり、画面の構成を変えたりすることによって絵に深みを出し、仕上がりの印象をぐっと変えていく方法を考えていきます。

配置による見せ方の違い

イラストには描く目的やテーマがあり、それを見せるとき、枠の存在は無視することのできない大切な要素となります。ここでは枠とその中に描くキャラクターのサイズなど、見せ方の違いによる仕上がりの印象について考えていきます。画面のサイズには様々な種類がありますが、その中から代表的な4種類をご紹介します。場面に合わせて使い分けて下さい。

フルショット

枠の中にキャラクターの全身を納めた画面を「フルショット」と呼びます。全身のプロポーションやファッション、また人物の行動を分かりやすく見せたい時に効果的なサイズです。

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ニーショット

太ももから上を見せた画面を「ニーショット」と呼びます。「ニー」とはひざのこと。顔や表情、衣装のディティールも把握しやすい構図で、人物の動きも「フルショット」よりダイナミックに見えます。カードゲームのイラストなどでこのサイズを見かける方も多いのではないでしょうか。

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バストショット

顔と衣装が胸の位置まで描かれている画面を「バストショット」と呼びます。一目でキャラクターの雰囲気が伝わる構図で、造形が分かりやすいため証明写真などにも使われています。

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アップショット

「アップショット」とは顔を大きく見せた画面です。場所や状況を伝えることはできませんが、キャラクターをアピールする時や表情を印象的に見せたい時に使うと効果的です。

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イラストの5W1H…イラストのストーリー設定について

イラストは鑑賞する人に訴えかける要素がなければ、やはり退屈な作品になってしまいます。そこでイラストに深みを出すため必要になるのがキャラクターのストーリー設定です。単純にキャラクターが何か行動している様子を伝えるだけでも、イラストは印象が変わります。この様子にさらに細かい設定を加えてみてください。イラストは一層深みを増して、見る人の心に残るはずです。ここではイラストにストーリー設定を付けることで、作品を印象的にする方法をご紹介します。

ストーリーを伝える時に最低限必要な項目は「5W1H」と言われています。5W1Hとは、誰が(who)、いつ(When)、どこで(Where)、何を(What)、何のために(Why)、どのように(How)行なっているのかという、ストーリーを組むための6つの法則です。これを意識して描いたイラストは、背景なしで普通に立っているだけのキャラクターイラストよりかなり魅力的に見えるはずです。自分のキャラクターを作ったら、感情やメッセージ、好きな要素などをこの6つの中にたくさん詰め込んで下さい。

ただ気をつけたいのは、イラストはあまり説明的になるとかえって魅力が下がってしまうところです。何となく匂わせるくらいに演出するくらいがちょうど良いかもしれません。

参考程度に、下のサンプルイラストの5W1Hをご覧下さい。

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イラストの「5W1H」

  • Who(誰が)…10代半ばの少女が
  • When(いつ)…大正時代、夕暮れ時に
  • Where(どこで)…馬車が走る街中の大通りで
  • How(どのようにして)…笑顔で相手の手を取って
  • What(何をしているか)…見知らぬ誰かの迎えを受け入れている
  • Why(何故)…その相手が恋人、または家族だから

ちょっと分かりづらいかもしれませんが、私はこのようなストーリーをこのイラストに込めました。少しでも伝わるものがあれば嬉しいです。

今回のまとめ

  • イラストにおいて枠はとても重要な要素です。枠とキャラクターを関連付けて画面を構成することによって、イラストの仕上がりは大きく変わります。代表的な画面の見せ方に「フルショット」など4つの例があります。
  • イラストはストーリーやメッセージを込めれば、より深みが増します。ストーリーを説明する時に必要最低限な項目は5W1Hの6つです。自分の感情やメッセージ、好きな要素をこの6つにたくさん詰め込んで下さい。

ストーリーをイラストに丁寧に込めるのは意外とエネルギーを使う作業です。また、自分の込めたメッセージやストーリーが意図しない形で人に伝わる場合もあります。それでも自分の気持ちをありったけ込めて描いたイラストは、誰かの気持ちに何らかの形で響くはずです。イラストを描く醍醐味の一つでもあり、描き手として一番大切にしたいところですよね。

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