ユーザープロフィール

ゲストさん

意外な使い方も。Eclipseをベースにしたソフトウェア×17選

意外な使い方も。Eclipseをベースにしたソフトウェア×17選

Eclipseというと、Javaの開発で利用するイメージが強いと思われます。しかし、その機能性に目を向けると別な使い方が見えてきます。実際、Eclipseをベースにしたソフトウェアが数々登場しています。

そこで今回はEclipseを使った様々な分野のソフトウェアを紹介します。

スマートフォン向け開発

Tersus - iPhoneにも対応したビジュアルプログラミング環境

Tersusはビジュアルプログラミング環境を提供します。画面のデザインも含めて一つのファイルの中に全てが詰め込まれる。iPhoneやMac OSXなど様々なプラットフォームに対応したWebアプリケーションが開発できるようです。オブジェクトを配置していくだけで開発できるのですが、あまりにも細かいので作るのはかなり難しいかも知れません。データベースへの接続はもとよりTwitterのようなWeb APIを叩いてデータを取得することもできます。オブジェクトをダブルクリックすると拡大し、さらに詳細な設定を行うようになっています。ファイル構成は違いますが、ベースにEclipseを使っているようです。ビジュアルプログラミングが実現すればユーザコンピューティングは一気に広がるはずです。

モデリング

TMD-Maker(T字形ER図作成ツール) - ビジネス解析とデータベース構築を同時に。T字形ER手法を実践する

T字形ER手法では、データをリソースとイベントに種別しつつ、ビジネスの解析を行いながらデータのモデリングを行っていきます。それによってデータの正規化を行い、重複データが排除されたメンテナンスコストの低いシステム構築を可能にします。T字形ER図作成ツールはそのためのツールであり、Eclipseプラグインとして動作します。エンティティを定義し、リレーションシップを作成できます。その結果は画像やDDLの出力、各種定義、検証表をHTMLとして出力します。T字形ER手法を学ぶ、実践する上で必携と言えるソフトウェアです。

UMLet - 軽快な動作のUMLモデリングツール

UMLetはWindowsやMac OSX、Linuxで動作するソフトウェアで、3ペインの画面構成になっています。左にモデリングする画面、右上にモデルオブジェクト、右下にプロパティが表示されます。面白いのはモデルがただツール上に並ぶのではなく、サンプルとしても動作している点です。コンポーネントなどがモックのように並んでいるので、どのような場面で使うべきものなのかがすぐに分かります。また、オブジェクトを配置した後にプロパティを編集するのだが堅苦しく項目が並ぶのではなく「bgcolor=grey」とテキストボックスに書けば良いというシンプルさがあります。動作はスタンドアローンまたはEclipseのプラグインとしても動作します。一般的にUMLツールはマウス操作が多くていやになるのですが、UMLetは直感的で柔軟性があり、開発者に向いたUMLモデリングツールと言えそうです。

JavaScript

Titanium Developerを求めるプログラマーはこちらを「TiDev Community」

TiDev CommunityはTitanium用、Apache License2.0のオープンソース・ソフトウェアです。個人的にも普段の開発はEmacsで行っていることもあってEclipseの動作の重さは辟易してしまいます。確かにIDEにはデバッガーや入力補完、ステップ実行などの機能があるので開発はより効率的に行えるかもしれません。しかしやはり大事なのは手に馴染むかどうかです。AppceleratorがTitanium Developerの開発を停止したのは残念なことですが、Titanium Studioと二つ継続するのはリソース的に難しかったのでしょう。最良だったのは元々オープンソースであったことで、Titanium Developerを使い続けたいと考える人にも選択肢を残せたことでしょう。

Ruby on Rails

RadRails

RadRailsはEclipseがベースになっています。Railsのスケルトンプロジェクトの生成が可能で、WEBrickサーバの起動などもRadRails上から操作できます。Railsのみならず、通常のRuby開発に利用することも可能です。Ruby、JavaScript、YAMLなどのRailsに欠かせないファイルのハイライト表示に対応しています。

RubyMine - Ruby on Rails用IDE

RubyMineはコードの自動補完は当たり前として、モデルやコントローラの生成、数多い初期設定、インテリジェントな検索機能、Emacsなどのキーバインド変更、リファクタリング機能など多彩に揃っています。さらにデバッグ機能やバージョン管理連携など、あなたのRuby on Rails開発を上手にサポートしてくれるはずです。動作環境もWindows/Mac OSX/Linuxとマルチプラットフォームで動作するのも利点です。難点はJavaベースとあって、やはり動作が重たい点でしょうか。とは言え、多数のアプリケーションを立ち上げてさえいなければそれほど気にならないはずです。Ruby on Railsで開発をはじめてみたいと思う方はぜひ試してみてください。

プロジェクト管理

TRICHORD

TRICHORDはEclipseをベースにしたプロジェクト管理ソフトウェアで、ビジュアル的な管理手法を試みています。タスクの順番や状況が見た目で分かりやすく、単なる一覧のタスク管理とは違う様相を呈しています。タスクまで落とし込んだら、まずTodoに項目を作成します。そしてタスクをはじめたらDoingに自分で移動させ、終わったらDONEに移動させます。全てのタスクが終わると、ストーリーに完了の斜線が入ります。ニコニコカレンダーはもう一つの取り組みです。作業が完了したら、その日の日付をダブルクリックします。すると気分を選択するマークと、一言のコメントを書く欄が出る。ここであまり調子の良くないマークが続くようなら、何か問題が発生している可能性を知る目安になるのです。

ActionScript

ASDT - マルチプラットフォームでFlash開発

ASDTはActionScript Development Toolの略で、Eclipseプラグインとして提供されています。これとコンパイラとしてmtascを利用することでActionScriptの開発が可能になります。ただしmtascが対応していないとあって、ActionScript2までになります。ハイライト表示や構文チェック、コンパイルなどはもちろん可能です。ActionScript3に対応していないのは残念ですが、マルチプラットフォーム、かつ無償で開発が行えるメリットは大きいでしょう。

Web API/Mashup

Talend Open Studio - エンタープライズデータ統合ソリューション

Talend Open StudioはEclipseをベースに開発されたソフトウェアで、JavaまたはPerlを使ってシステムをデザインすることができます。データのインプット、アウトプットが多彩に選択できるのが特徴です。CentricCRM、Salesforce、SugarCRMからデータを入出力したり、各種DB(MySQL/Access/DB2/FireBird/Informix/HSQL/SQL Server/SQLite/PostgreSQL/Oracle/Sybase等)、XML、CSV、メール等にデータを入出力することもできます。取り出したデータは簡易的な加工や、プログラミングによる加工をし、別なデータと連結させつつ最後にメールする…といった感じにデザインを行っていきます。簡易的な処理分岐や、エラー時の処理指定もできます。最終的結果をSSHで接続指定云々、なんてこともできるようです。

OpenSocial Development Environment - OpenSocialアプリ開発のお供に!

OpenSocial Development EnvironmentはEclipseプラグインとして提供されており、インストールはURLを指定するだけでできます。内蔵のOpenSocialサーバ(Apache Shindig)があるので、開発した後ローカルでテストすることもできます。さらにテストデータを自動生成したり、確認することもできます。新規プロジェクトの作成を使って、テンプレートの生成もできます。サーバサイドにJavaを使うか否かは分か、ユーザインタフェースを開発する際にはOpenSocial Development Environmentを使えば開発効率が大きく変わるはずです。

Webアプリケーション

Alinous - HTMLとSQLで作るWebアプリケーション

AlinousはHTMLとSQLで作るWebアプリケーションプラットフォームです。SQLが必要と言う時点で多少の障壁はあるでしょうが、プログラム言語に比べると問い合わせ言語である分、分かりやすいと言う人もいるかも知れません。そしてもう一つの構成要素はHTMLです。この二つを組み合わせて本格的なWebアプリケーションだって作ることができます。alnsと言う独自の拡張子ファイルには簡易的なプログラムが記述でき、IF等も使ってSQL文を作成します。そして、SQLを実行し、テンプレート文字が埋め込まれたHTML文書と組み合わせて出力する仕組みです。*.rssと言うテンプレートを使って、RSS出力を行うこともできます。恐らく、ブログのようなWebアプリケーションを作るのは容易にできそうです。セッション管理やメール送信、ファイルアップロードにも対応とかなり多機能です。開発はEclipseベースで行い、Windows向けにEclipseを内包したものも提供されています。そしてEclipse上からWebサーバを起動でき、ブレークポイント付きのデバッガも付属します。

Pirka'r - 複数ブラウザに対応したWeb開発支援ツール

Pirka'rはEclipseベースの開発支援ソフトウェアで、HTMLファイルやJavaScript、CSSファイルのメンテナンスを行うことができます。Eclipseライクにプロジェクトとしてサイトを登録し、ファイルのバリデーションを行ったり、複数ブラウザによるレンダリング結果を一覧したりすることができます。Windowsの場合はIE、Firefox3、Safari4が対応しています。Mac OSXの場合はSafariとFirefox3です。HTMLを編集すると、その場でレンダリング結果を更新する機能があります。また、インポート機能を使って既存のサイトのデータを取り込んで修正する機能も便利です。そしてHTML/JavaScript/CSSにおいてブラウザ依存する記述がないかチェックする機能が目玉です。この機能を使うには別途サーバ(配布されている)を立ち上げる必要があります。これだけの機能が揃っていれば、デザイナーの方はもちろん、プログラマーにとっても重宝するツールになりそうです。

マインドマップ

XMind - チェック必須!ブレーンストーミングやマインドマッピングで役立つ

XMindはEclipse Public LicenseとLGPLのデュアルライセンスの下に公開されているオープンソース・ソフトウェアで、リッチなブレーンストーミングやマインドマッピングが行えるソフトウェアです。この手のソフトウェアとして有名なのはFreeMindでしょう。XMindはその上をいく便利さがありそうです。中央にルートノードがあり、そこからトピックを派生させるのはマインドマッピングソフトウェアと変わりありません。画像や囲いを付けることができ、アイディアをどんどん形にしていける。ノードにはアイコンを付けることができ、その形や色もテンプレートから選ぶことができます。囲いであれば雲形も点線や湖など、ノード同士の関連を意味するリレーションシップも矢の形や破線などが選べる。トピックをドリルダウンする機能や、各種プロパティなど多彩な機能が実装されています。出来上がったデータはそのままはもちろんとしてHTMLや画像でのエクスポートや、XMindのWebサイトへアップロードしてサイト上で閲覧や共有することもできます。

これを待っていた。マインドマップ+GTD「MindOnTrack」

MindOnTrackはマインドマップとタスク管理が一緒になったソフトウェアだ。言わば作業を分類ごとにドリルダウンしながらまとめ、それに日付をつけてタスク化していくのです。さらにGTDにも則っているので、プロジェクト化したりSomedayに放り込むこともできます。タスクにはアイコンをつけて分かりやすくしたり、ドラッグアンドドロップもサポートされています。さらにGoogleカレンダーやGmailのタスクと同期したりAndroidと同期する機能も予定されています。ベースがEclipseになっている点も見逃せません。タスクの管理と情報の整理、両方をこなせる面白いソフトウェアです。考えを整理したりディスカッションを行う時にマインドマップはよく使われます。その結果、すべきことが分かってくるのですが、通常はタスク管理を別で行っています。MindOnTrackを使うことで一元管理できるのが良いです。プロジェクト全体のタスクや情報の整理をこれ一つでまかなえます。

帳票設計

Jaspersoft Studio - Eclipse上で帳票設計。JasperReportsデザイナープラグイン

Jaspersoft Studioの特徴としてはEclipseプラグインで提供されるということにあります。そしてJasperReportsフォーマットの拡張子であるjrxmlファイルを読み込むとJasper Soft Studioが起動します。主な機能はデザイン、ソース、プレビューとなっています。デザイン機能ではなぜか新規コンポーネントを追加するウィンドウがありませんが、配置を変更したりプロパティの修正はできます。そしてできあがったファイルのソースベースの修正も可能です。さらにデータソースを指定したプレビューもできます。基幹系開発ではJavaを利用することが多いので、JasperReportsおよびJaspersoft Studioの相性は良さそうです。

Webベースの開発

Eclipse Orion - Eclipseをベースに実用性のありそうなWebベースの開発環境

Eclipse OrionはEclipseをベースとして、その上でJavaScriptによるエディタが利用できるようになっています。まだ開発中ではありますが、ファイルブラウザ機能があり、HTML/JavaScript/CSSに対するハイライト処理も行われる。ファイルを編集し、保存することも可能です。ファイルブラウザでは星マークをつけて素早くアクセスしたり、Zipでのダウンロードや検索することもできます。実用的かと言われればまだまだと言わざるをえませんでしょう。だが開発環境として定評のあるEclipseをベースにするのはとても興味深く、今後の開発に多いに期待したいソフトウェアです。

Code Your Cloud - 普通に使えるWeb上のプログラミングエディタ

Eclipseが次期バージョンのOrionにおいてWebブラウザでの開発対応を進めていたり、数多くのWebサービスがオンライン上でコーディングできるように進めています。クラウドIDEは徐々に浸透してきていると言えるでしょう。そんなクラウドIDEを自分の手元で実行できるのがCode Your Cloudです。Google Drive上のファイルを編集するのにぴったりです。Code Your Cloudはファイルを保持せず、Google Drive上のものを使います。立ち上げるといかにもプログラミングエディタっぽい内容が表示されます。

まとめ

iOSの開発からマインドマップ、プロジェクト管理まで幅広く提供されているEclipse。動作が緩慢であることを別にすれば、そのプラグインシステムや多彩な設定、サーバ機能などを活用すれば実に色々な展開が考えられるはずです。

Webサイトを開発する際に、WordPressをはじめとするCMSを基盤にすることが多くなってきましたが、Eclipseもまた基盤として用いることでマルチプラットフォームで動作する、堅牢なエディタとして利用できるはずです。IDE以外でもGUIアプリケーションを開発する際にベースにしてみると面白いかも知れません。

PR_infeed

PR_Relative

オウンドメディア運営会社の皆様へ

s

ページトップ