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超簡単 Cloud9の使い方!開発環境を無料で準備しよう

超簡単 Cloud9の使い方!開発環境を無料で準備しよう

Cloud9とは?

Cloud9は、Webアプリケーションの開発をブラウザ上で行うことができる、クラウド型IDE(統合型開発環境)のサービスです。開発に必要なOSやミドルウェアは、Cloud9上で提供されるため、開発するユーザーが、自分の端末にインストールする必要がありません。Cloud9のサービスは、すべてブラウザから利用することができ、インターネットに接続したパソコン端末さえあれば、どこでも開発を行うことが可能です。

また、Cloud9は複数人での操作も行えるようになっています。例えば、Googleドキュメントは同時に複数ユーザーでドキュメントの文字入力や編集が行えますが、Cloud9もプログラムのソースコードを複数人で同時に編集することができます。これにより、ペアプログラミングや、プログラミング学習のための環境としても扱いやすく、注目を集めています。

また、gitもプリインストールされているので、GitHubやBitbucketとの連携も簡単に行えます。最終的に、Herokuへのデプロイも用意されているなど、開発から運用へシームレスに移行できるのも魅力のひとつです。

準備するもの

さて、Cloud9を利用するにあたり、必要なものは下記の通りです。

  • インターネットブラウザを搭載したパソコン(PC、Mac、Linuxなど)
  • クレジットカード
  • ネット回線

この3つです。クレジットカードは、利用料金の支払いに必要ですが、無料プランの利用であっても必要となりますので、注意してください。

使ってみよう

Cloud9を利用するためには、Cloud9のアカウントの作成が必要です。GitHubアカウントまたはBitbucketアカウントをお持ちの方は、それらのアカウントでもCloud9のユーザーアカウントを作成することが可能です。

会員登録する

会員登録するには、SIGN UPのボタンをクリックし、登録を開始します。基本的には、1画面ごとに名前やアカウント名称を聞かれるので、それに答えて行けばOKです。最後にクレジットカードの入力を求められますが、無料プランを利用する限りであれば、このカードからは引き落としは発生しません。

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cloud9の会員登録画面

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ユーザーネームの選択

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cloud9の会員登録画面 利用目的の選択 業務としての利用か、趣味なのか、教育目的なのか、など

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cloud9の会員登録画面 ここまでの入力内容確認画面

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cloud9の会員登録画面 クレジット番号入力画面

Workspaceを選択する

登録が完了し、ログインすると、自分のダッシュボードが表示されます。このスクリーンショットは私のアカウントのものなので、既にたくさんのワークスペースができていますが、最初にアクセスした時は、「Create a new workspace」というボタンが1つだけ表示されていると思います。

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cloud9 ワークスペースの画面

Workspaceは、Cloud9独自の用語で、ひとつの開発環境のことを示します。他の用語で言えば、インスタンスやVMに近い考え方です。

では、さっそく「Create a new workspace」をクリックし、新しいWorkspaceを作成してみましょう。

今回は、PHPでHello Worldをやってみたいと思いますので、PHP & Apacheというテンプレートを選択し、Workspaceを作成します。

作成にはしばらく時間がかかり、プログレスバーで作成の進捗が確認できます。作成が終わったら、下記のような画面で見えるはずです。

Hello Worldをやってみよう

画面は、左と右上、右下の3画面に分割されています。IDEや統合型エディタによくある画面構成です。左のペインがファイルを管理する画面、右上がコードの画面、右下がターミナルや、実行しているミドルウェアのログを表示する画面となります。

PHP&ApacheテンプレートのWorkspaceでは、既にhello-world.phpというファイルができているので、中を見てみましょう。既に、Hello Worldを表示させるソースコードが書かれています。

Hello World実行前に、色々確認してみよう。

一方、ターミナルを使い、どのようなミドルウェアが走っているのか確認してみましょう。

c9_user:~/workspace $ php -v PHP 5.5.9-1ubuntu4.21 (cli) (built: Feb 9 2017 20:54:58) Copyright (c) 1997-2014 The PHP Group Zend Engine v2.5.0, Copyright (c) 1998-2014 Zend Technologies with Zend OPcache v7.0.3, Copyright (c) 1999-2014, by Zend Technologies with Xdebug v2.5.0, Copyright (c) 2002-2016, by Derick Rethans

PHPの5.5.9がインストールされていることがわかります。

c9_user:~/workspace $ apachectl -v Server version: Apache/2.4.7 (Ubuntu) Server built: Jul 15 2016 15:34:04HTTPサーバーは、Apache、バージョンは2系です。

c9_user:~/workspace $ composer -v
______
/ ____/___ ____ ___ ____ ____ ________ _____
/ / / __ \/ __ `__ \/ __ \/ __ \/ ___/ _ \/ ___/
/ /___/ /_/ / / / / / / /_/ / /_/ (__ ) __/ /
\____/\____/_/ /_/ /_/ .___/\____/____/\___/_/
/_/
Composer version 1.3.2 2017-01-27 18:23:41

PHPのライブラリ管理ツール、Composerがインストールされています。

c9_user:~/workspace $ git --version git version 2.11.0

分散コーディングに必要なGitもインストール済み。

c9_user:~/workspace $ node -v v4.7.3

PHPのテンプレートですが、Node.jsも入っています。GulpやWebpackといったツール群を使って、フロントの開発も同じWorkspace内で行えますね。

その他にも、様々なパッケージがインストールされているのでdpkgコマンドなどを使って、インストールされているミドルウェアを確認してみてください。

ちなみに、OSは、Ubuntu14のLTSです。

c9_user:~/workspace $ cat /etc/issue Ubuntu 14.04.5 LTS \n \l

PHPを実行し、確認してみる。

さて、それでは、いよいよPHPプログラムを書いて実行してみましょう。

先ほど述べたように、Cloud9には、既にHello Worldのプログラムが用意されていますので、それを実行してみたいと思います。

まず、画面上のほうに「Run Project」というボタンがあります。これを押すと、Apacheが起動し、PHPが実行できる状況になります。(逆に言えば、このボタンを押さない限り、Apacheは実行されませんので、プレビューができません)

Apacheの起動が終わったら、「Preview」→「Preview Running Application」をクリックします。すると、新しいペインにウインドウが開き、Workspace直下のファイルが一覧で表示されます。ここから、hello.phpをクリックすると、HelloWorldが書かれたphpファイルが実行され、内容が表示されることがわかります。

このhello.phpを編集したり、新しくphpファイルを作成したりして、PHPが実行できることを確認しましょう。

cloud9で出来ること、できないこと

Cloud9では、下記のことができます。

  • 各種プログラム言語を使った、Webアプリケーションの開発
  • クラウドIDEを使った、複数人数での同時コーディング、ペアプログラミング
  • httpd(Apache)を使った、Webアプリケーションの実行テスト

などが行えます。

一方、cloud9で出来ないこともあります。

永続的なサービスの提供

Cloud9は、あくまで開発環境の提供が目的です。したがって、Webアプリケーションを公開し、24時間365日実行させる目的には利用できません。無料プランでは、2時間IDEに対してアクセスがないと、Apacheが強制終了される仕様となります。従って、作成したWebアプリケーションを、クライアントや誰かにアクセスさせて、挙動を確認させる、という目的では使うことができません。

ハイスペックな実行環境

無料プランでは、RAMが512M、SSDが2GBという、限られたWorkspaceが提供されます。従って、高負荷がかかるWebアプリケーションや、一度に大量のアクセスをさばく、という用途に用いることはできません。開発環境としても、比較的小規模から中規模のサイトやアプリケーションが対象となります。

各種言語やCMS

Cloud9では、あらかじめ用意されているWorkspaceのテンプレートとして、下記があります。

  • PHP&Apache/WordPress
  • Ruby/Ruby on Rails/Sinatra
  • Python
  • Node.js
  • C++
  • HTML5

あくまで用意されているテンプレートなだけで、OSやミドルウェアは、シェルからインストールしなおしたり、追加でインストールすることもできます。必要なものが見当たらない場合は、自分でインストールするのも良いでしょう。Ubuntuですので、apt-getで色々インストールできます。

まとめ

Cloud9は、小規模から中規模のWebサイトやWebアプリケーションを開発する目的のサービスです。その上、対応しているOSやミドルウェアの種類が豊富なので、新しいプログラミング言語や、フレームワークを試してみたり、学ぶのに都合の良い環境と言えます。

Cloud9をうまく利用して、開発を効率よく行い、新しい技術や言語に挑戦してみましょう。

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