複数人で運営するサイトにオススメのCMS concrete5の紹介

複数人で運営するサイトにオススメのCMS concrete5の紹介

concrete5とは?

concrete5は、オープンソースのCMSです。PHPとMySQLで動作するので、一般的なWebサーバーで動作します。オープンソースのCMSというとブログ型CMSであるWordPressが有名ですが、concrete5はブログ型ではなく、サイトをツリー構造で管理する、一般的なWebサイトを運用するのに適しています。

この記事では、concrete5の特徴と、どのようなサイトに適しているのかをご紹介していきます。

concrete5は、エンタープライズ向けCMS

concrete5は、2003年に、アメリカのWeb制作会社が自社の受注したWebサイトの制作のために開発した「concrete CMS」が元となっています。2008年に、concrete CMSのバージョンが5になったことをきっかけに、オープンソース化され、世界中のエンジニアが開発に参加、様々なWebサイトに活用されることとなりました。

ドラッグ&ドロップを中心としたわかりやすい操作

concrete5が紹介される時、まず言及されるのが「編集モード」と呼ばれる、ドラッグ&ドロップによる操作です。ページの文章や画像などを、ドラッグ&ドロップでページ内の任意の位置に配置し、順序を入れ替えたりすることによって、ページの内容を編集することができます。

この「編集モード」を利用することにより、HTMLやCSSの詳しい知識がなくても、各ページの表示を確認しながら、内容を編集することができます。

編集モードにも、WordPressやMovableTypeといったブログ型CMSのような管理画面から記事を投稿する仕組み「コンポーザー」や、メタデータやカスタムフィールドに相当する「属性」という機能もあります。

CMSとしてのメリット

  • ツリー構造をベースとしているので、ブログタイプのCMSよりも一般的なサイト(コーポレートサイトなど)の構築に適している
  • 一般的なCMSサイトに必要な機能が最初から揃っている。フォーム機能や、ファイルマネージャーなど
  • セキュリティ対策がしっかりしている
  • 複数人同時ユーザーのログイン、編集が可能。柔軟な権限編集が可能
  • 標準で柔軟な多言語機能を持っている

concrete5の動作環境

  • PHP 5.5.9以降、MySQL 5.1以降
  • 1データベースをconcrete5専用に割りあてられること
  • Apacheまたはnginx

concrete5で作られたWebサイト 海外

スイス政府

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スイス政府の公式サイトは、concrete5で構築されています。スイスは、フランス語やドイツ語など複数の言語文化を持つため、concrete5が持つ多言語機能が活用されています。

アメリカ陸軍 MWR

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世界中に展開する米陸軍の兵士と家族をサポートするためのポータルサイトです。会員制機能を標準で持つconcrete5であるため、兵士とその家族がアカウントを登録して、サイト内でコミュニケーションがとれるようになっています。

ケンブリッジ大学印刷局

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世界最古の出版社と言われる、ケンブリッジ大学の出版物を手がける出版社のサイトです。大量の出版物を、効率よく見せるための絞り込み機能など、CMS的な仕組みが数多く取り入れられてます。

バンクーバー水族館

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カナダのバンクーバーにある水族館のサイト。日本人観光客にも有名です。一般の来場者向けの情報だけでなく、ウェディングプランや、テレビ・マスコミ関係向けの情報ページがあります。こういった、サイトに訪れる人向けに細かくコンテンツを切り分けて見せるサイトも、concrete5ならではの機能が駆使されています。

concrete5で作られたWebサイト 日本

Peach Aviation

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格安航空会社Peachのサイトです。航空会社として求められる多言語機能はもちろん、便の検索機能も実装されています。

GMOリサーチ

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インターネットリサーチを行う会社のサイト。企業情報にサービスメニュー、IR情報、サイト閲覧者に応じた問い合わせフォーム機能、さらに多言語機能と、今の時代に必要なコーポレートサイトの機能が提供されています。

交通新聞社

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JRの時刻表をはじめ、交通関係の出版物を発行している出版社。出版物のアーカイブはもちろん、臨時列車などの即時性が求められる情報も掲載されています。タイムリーにコンテンツを編集できるCMSの強みが活かされているようです。

京都大学研究情報ポータル

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京都大学を中心に行われた研究の内容や成果を発表しているポータルサイトです。研究のインタビューだけでなく、イベント情報や、一般の人も参加できる研究情報の告知もされています。

聖学院大学

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埼玉県にある大学のサイト。受験生向け、保護者向け、在学者向け、研究者向けなど、ターゲットごとに異なるコンテンツを学内の複数人が編集するため、concrete5の柔軟なCMS機能を活用されているようです。

武蔵野音楽大学

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東京都にある、音大のサイト。音大ということで、定期的に演奏会などのイベントが開かれます。常にアーカイブされていくコンテンツを抱えているため、CMSが活躍するサイトです。演奏の様子などをYoutubeなどを通じて伝えるなど、Webのもつマルチメディア性をうまく活用しています。

京都駅前地下街ポルタ

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京都駅の地下街ショッピングモールのサイト。その性質上、1つのモールに複数の店舗(企業)が入るため、複数のステークホルダーが情報発信することになります。concrete5の柔軟なユーザー権限機能を駆使されているようです。

concrete5は、どんなサイトに向いている?

上記の事例を見ていると、concrete5は以下のようなサイトに向いていると言えます。

  • 情報をタイムリーに更新したい
  • 複数人で運営したい
  • ITリテラシーの低い人も更新したい

情報をタイムリーに更新するには?

Webサイトを運営している企業や団体には、Web担当者と呼ばれる人が必ず存在します。しかし、営業や総務などと兼任していたり、Web担当に専任できても、日々の更新業務に追われているケースも少なくありません。つまり、担当者が存在し、なおかつCMSによって更新がしやすくなっても、人手が足りなければ情報をタイムリーに更新することはできません。

人手が足りないなら、増やせばいい!

concrete5には、ユーザーを自由に増やし、それぞれのユーザーやユーザーをまとめた「ユーザーグループ」という概念に、それぞれ実行できる機能やアクセスできる箇所を細かく制限することができます。これによって、社内のWeb担当でない人でも、自分の部署と関連するページやコンテンツを、自分たちで更新することができるようになります。逆に、その部署と関係のないコンテンツは編集できないよう制限できるので、管理側もヒューマンエラーによるサイトの間違った編集や、管理機能の変更を心配する必要はありません。

Webの専門知識がなくても編集できる

しかし、Webサイトを編集できる担当者の枠組みを組織内全体に広げてしまうと、今度はHTMLやCSSなどがわからない人も編集に参加することとなります。concrete5は、編集モードを始め、直感的な操作体系を持っているので、MicorosoftのOfficeを扱える程度のITリテラシーがある方なら、誰でも編集できる敷居の低いCMSとなっています。

concrete5は、複数人でリアルタイムな更新をしたいサイトにおすすめ

これらを総合すると、

1.複数人の組織で
2.タイムリーな更新を
3.ITリテラシーにとらわれず行う

という、concrete5に向いたサイト像が見えてきます。

事例には、公的機関や大学など、上記の要素が強く求められるサイトが見受けられます。

また、一般のコーポレートサイトでも、単に会社のPRをするだけのようなサイトだけではなく、複数のステークホルダー向けに発信する情報のもの、会員制サイトを用い、顧客と密接な情報共有を行いたいサイトなどに採用される傾向があります。

concrete5でサイトを立ち上げるには?

個人でインストールしてみる

concrete5はオープンソース(MIT License)のCMSなので、利用するのに特別な費用は必要ありません。concrete5が動作するサーバーを用意できればそれでOKです。個人で利用しているパソコンにインストールすることもできますが、その際はMAMPやXAMPPなどの、PHPとApacheが動く環境を用意する必要があります。また、ローカル環境では、サイトをインターネット上で常時公開できない点にも注意です。

concrete5は、インストールした時点で、Elementalというテーマが設定されており、最初から小規模サイトとして運営できるだけの体裁が整っています。このElementalを編集して、自分のサイトを作っていくのも良いでしょう。

concrete5が得意な制作会社・システム会社に発注する

とはいえ、個人でElementalを使ってサイトを作っていくのには、かなり時間がかかるでしょう。企業や組織としてのWebサイトをconcrete5で構築するには、concrete5が得意な制作会社・システム会社に発注するのも良いですね。

concrete5には、パートナー制度があり、日本法人であるコンクリートファイブ・ジャパン株式会社が認定したconcrete5が得意な企業のみ加盟できる制度があります。この制度で認定された会社に問い合わせをしてみると良いでしょう。会社によって「オリジナルデザインからconcrete5にできる」「concrete5の追加機能実装が得意」「Webマーケティング目線から、最適なconcrete5構成を提案」など、得意なジャンルがありますので、複数社を検討候補にするのがオススメです。

まとめ – 中〜大規模、複数人で管理するサイトならconcrete5

concrete5は、オープンソースですので、ライセンス利用料が発生しません。それでありながら、標準で備えている機能が多岐にわたり、一般的なサイトを構築することに優れています。複数ユーザーでの運用が前提となっているため、中規模〜大規模のサイトで、組織の構成員も数十名規模のサイトから効果を発揮しやすいです。編集者に求められるITリテラシーもそこまで高くないので、更新頻度が上がり、SEO効果やWebマーケティング上のメリットも多いに期待できます。

中〜大規模のサイトを構築やリニューアルをお考えの方は、ぜひconcrete5も検討の候補に入れてみませんか?

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